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青色申告NAVI

青色申告とはどのような制度なの?青色があれば、その他の色もあるの?など、青色申告についていろいろ学びましょう!

青色申告は、正確な記帳をして申告・納税する納税者に特典を与える制度です。これにより、日々の取引を正確に記帳する納税者を増加させ、正しい申告・納税につなげようというものです。
青色申告に該当しない申告を白色申告といい、以前は、申告書が青色と白色にはっきり分かれていましたが、今は申告書は共通化され、青色申告の場合は上部の「青色」欄に○印をすることで区別しています。
青色申告決算書は表の枠が青色で、白色申告者の収支内訳書とはひと目で分かるようになっています。
このサイト では、所得税の青色申告の制度をご紹介しています(法人税の青色申告制度について)。


青色申告のメリット

青色申告にはメリットはあるのでしょうか?メリットがなければ、ややこしいことは避けたいものです。

 主な青色申告のメリットは次のとおりです。

青色申告のメリット

メリット

青色申告特別控除

青色申告特別控除とはどのようなものか、特別控除を受けるためには、何をしなければいけないのか?

 青色申告特別控除は、青色申告のメリットの代表で、65万円、55万円と10万円の3種類の特別控除があります。65万円の青色申告特別控除は、貸借対照表の作成が必要などの要件がありますが、10万円の控除しかしていない方や白色申告者の方は、65万円の控除を目指しましょう。
青色申告特別控除の概要

青色申告特別控除の解説

青色申告特別控除の計算例

  • 【設例】
  • 売上:2,900万円
  • 仕入:1,800万円
  • 経費:600万円
  • 青色申告特別控除:65万円
  • 所得控除:300万円
  • 【計算例】
  • 青色申告特別控除前の所得金額:2,900万円−1,800万円−600万円=500万円
  • 所得金額:500万円−65万円=435万円
  • 課税所得金額:435万円−300万円=135万円
  • 所得税額:135万円×5%=67,500円

※上記は2020年1月現在の税法に基づいて記載しています。

青色専従者給与

自分の家族に給料を払ったら経費になるの?それならみんな給料を払うと思うんですが。青色専従者給与の仕組みと要件はどのようになっているのでしょうか?

家族で事業を切り盛りしている例はたくさんあると思います。例えば、お父さんが事業主で、白色申告者で子供が事業を手伝っている場合には、年間50万円が子供に対する給与として認められ、残りはすべてお父さんの所得として申告することになります。
一方、青色申告の場合には、実際に支給していて、その額が適正であれば、青色専従者給与として、全額が必要経費として認められます。
青色専従者給与の概要

青色専従者給与の解説

青色申告の取消し

青色申告には要件があるのですよね。税務署が確認してみたら、青色申告に相応しくない納税者もいるのではないのでしょうか?

 青色申告をしている方でも、青色申告者としてふさわしくない、次の様な場合は、税務署から青色申告が取消され、白色申告扱いとなります。

  • ・必要な帳簿書類がなかったり、あっても記帳されていなかったり、廃棄済みである場合や、税務調査で帳簿を調査官に見せようとしない場合
  • ・帳簿書類の記帳や保存についての税務署の指示に従わない場合
  • ・一部又は全部の取引を記帳しない、又は虚偽の取引を記帳するなどにより、帳簿書類に真実の取引を記帳せず、備え付けられた帳簿書類に本来の取引内容が反映されていないと認められる理由がある場合

青色申告決算書

確定申告の際に申告書と一緒に税務署に提出する決算書は、青色申告専用のものがあるのでしょうか?それとも他と同じでしょうか?

 事業所得、不動産所得又は山林所得のある者は、売上、経費の状況、減価償却費の計算内容等を記載した明細書を確定申告書に添付する必要があります。
この明細書は、青色申告者の場合は青色申告決算書、白色申告者の場合は収支内訳書を使用します。青色申告決算書には、次の種類があります。

  • ・青色申告決算書(一般用)・(現金主義用)→事業所得がある場合(農業所得を除く)
  • ・青色申告決算書(不動産所得用)→不動産所得がある場合
  • ・青色申告決算書(農業所得用)→農業所得がある場合

現金主義

 青色申告者で現金主義の方法で経理し、それに基づき所得計算することができる制度についてはこちら

会計ソフト

青色申告を簡単にするためには、会計ソフトを利用するのがいいと聞いたことがあるのですが?

 オススメ会計ソフト

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