申告 - 法人税の基礎知識

確定申告

法人税の申告の期限や申告方法はどうなっているのでしょうか？

その法人の事業年度終了後、２ヶ月以内に提出する必要があります。

一般的な法人税申告書作成の簡単な流れをご紹介します。

・日々の記帳。これは大事です。会計ソフトを使えば、そんなに手間はかかりません。
・決算整理。これは、ちょっと難しいです。日々の記帳では現れないが、１年間の決算を行う場合には必要な整理事項です。代表的なものは、減価償却費の計上、未収入金、未払い金などの計上、引当金の計上などです。
・決算。法人の１年間の成績表です。損益計算書・貸借対照表を作成します。
・法人税申告書別表などの作成。別表４・５や減価償却の明細、交際費の損金不算入の明細などを作成します。
・内訳書作成。預貯金の内訳書、売掛金、買掛金、借入金、役員報酬等の内訳書等を作成します。
・法人税申告書完成。
・法人税事業概況説明書作成。

中間申告とはどのようなものでしょうか？

事業年度が６ヶ月超の法人は、税務署に中間申告を行うのが原則です。

中間申告には前事業年度の実績を基に計算するものと、仮決算を組んで申告する場合のの2つの方法があります。

前事業年度の実績を基に計算する場合、

「前事業年度の法人税額×6÷前事業年度の月数」が10万円以下であれば、中間申告は不要になります。

青色申告をすると何かいいことがあるのでしょうか？

法人税の場合も、所得税と同様に青色申告の制度があります。

青色申告をする法人は、所得金額の計算などの際に特典が用意されています。

青色申告書の要件は次の２つです。

○必要な帳簿書類を準備して正確に記録し、その帳簿を保存すること

○税務署に青色申告の申請を行い、承認を受けること