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路線価を土地売買の目安にしても良いですか?

路線価は、時価の80%の水準で評定されていることとなっています。このため、路線価を1.25倍することで『時価』を逆算することができます。『時価』が分かったのだから、「『時価』より高い値段では土地は買わない」、「『時価』よりなるべく安く売り出されている土地を買う」、「『時価』より高く土地を売りたい」と路線価から逆算した『時価』にこだわるのも不動産売買の一つの方法かもしれません。しかし、実際の不動産売買の現場では、『時価』とかけ離れた価格で取引されていることもしばしばです。土地を売りたい人と買いたい人が綱引きして一致した価格が時価ですので、理屈どおりにいくものでもありません。『時価』にこだわることにより、買いたい土地を誰かに先に買われ、売りたい土地の買い手が付かないという場合もあることを頭に入れて、逆算した『時価』は一つの参考価格として土地取引をするようにしましょう。

 

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